世界から原発をなくそう! かざぐるまデモ2016

今年で福島の事故から5年、チェルノブイリの事故からは30年という節目の年を迎えました。計画的に脱原発への道を歩みつつあるドイツの首都ベルリンで、去る3月19日希望の象徴であるかざぐるまを手に、事故の続く隣国の原発への不安についても訴え、”世界から原発をなくそう!” ”核エネルギーよりグリーンエネルギーを!”とベルリンの中心地で声をあげました。

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集合場所のポツダマープラッツ
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ベルリン滞在中の慶応大学の教授、小熊英二さん。前日はベルリンで監督のトークセッション付き「首相官邸の前で」の上映会がありました
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自作の川柳プラカードを手にするレイバーネットのメンバーらと、かざぐるまを配る姿が好評だったライプツィヒ大学東アジア学科の元教授小林敏明さん
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急な申し出にも関わらず快くトラックのOrdnerを引き受けてくれた参加者の2人

 

THE NUCLEAR WEDDING from Frank Döllinger on Vimeo.

おなじみMad World Dance の風刺劇”Nuclear Wedding”

 

昨年のかざぐるまデモで木内みどりさんからいただいた、経産省前テントひろばとおそろいの”福島を忘れるな”の横断幕を前に演説が始まりました。

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Aktion Tschernobyl-Kinder e.V. からイリーナさん。Irina Gruschewaja, Stiftungsgründerin „Kinder von Tschernobyl“
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SNBを代表して梶川ゆうさん

開始前にかざぐるまを配り、3月11日から4月26日にかけて開催中の Protestival 2016のパンフレットを紹介していたところ、旅行中の十代の若者の集団がかざぐるまを手に取り最終地点まで一緒にデモ行進するなど飛び入り参加が多数ありました。

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グリーンピースのソーラードラムス隊の元気な演奏に合わせてデモ行進がスタート。Sorar Drums von Greenpeace.
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青空が広がり、春の陽気に恵まれて、ピーク時にはおよそ700の黄色い風車がくるくるとよく回った
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集合のポツダマープラッツからフリードリヒストラッセを通り終点のブランデンブルク門へ向かう
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ドイツのデモは大きな道路を閉鎖して気持ちよく行進する
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先頭には警察車両が2台、警察官の皆さんも終始リラックスムードで私たちと一緒に歩きます。Danke!

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ベルリン在住のミュージシャンたち。上)Manami Nagahariさん、 下)Sub Human BrosYukata Sakamotoさん
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Bürgerinitiative Umweltschutz Lüchow-Dannenberg の理事マーティン・ドナートさんは廃棄/解体/核廃棄物委員会について。 Martin Donath, Vorstand Bürgerinitiative Umweltschutz Lüchow-Dannenberg zu Endlagerung/Rückbau/Atommüll-Kommission
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元原発技術者であるイギリス人のピーター・スミスさんからヒンクリーポイントについて。Peter Smith, ehemaliger Atomingenieur von Hinkely Point
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IPPNWから低放射線の影響について。Jonathan Lauryn, IPPNW zu Auswirkungen der Niedrigstrahlung
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Regina Schulze von Anti Atom Berlin zu Atomkraft
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最後まであたたかい日差しに恵まれたブランデンブルク門前

福島の事故は5年を経てもなお収束の兆しが見えていません。事故から30年を迎えたチェルノブイリ原発では、新たなシェルターで今からなんと100年もの間、事故を起こした4号機を石棺ごと封じ込めようとしています。

脱原発を望む市民の声を無視し、原発の再稼働に邁進する日本の現政権の狂気に対して、声を上げ続けることに疲れてしまうこともあるでしょう。しかし、例え小さくとも声をあげ続けることであなたの元にも仲間が集い、たちまち連帯の輪が広がるはずです。

みんなの声を合わせて、”世界から原発をなくそう!”

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報道 :

Abendschau / rbb Rundfunk Berlin-Brandenburg http://www.rbb-online.de/abendschau/archiv/20160319_1930/nachrichten_eins.html

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Foto :

※Sayonara Nukes Berlinでは、プロの写真家の方などからイベント時の写真を提供していただいています。お写真を二次使用される際には、かならずキャプションにそれぞれの撮影者の名前をおつけください。

Tsukasa Yajima

Uwe Hiksch

Marco Gerhardt

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Blog :

明日うらしま ベルリン脱原発かざぐるまデモ写真報告:Bilderbericht von KAZAGURUMA-Demo in Berlin 19.3.2016

レイバーネット 川柳プラカードが大人気!~ベルリンで「脱原発かざぐるまデモ」

ちきゅう座

ますだいっこうのあと@ベルリン  反原発かざぐるまデモ/『Uni*Form』

 

 

『首相官邸の前で “Tell the Prime Minister”』

3月18 (金) AUSLAND にて、小熊英二監督のドキュメンタリー映画『首相官邸の前で “Tell the Prime Minister”』の上映会を行いました。

はじめに、この日の60名を越える来場者の皆さんに、心からの感謝を申し上げます。

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映画の内容についてはネタバレの恐れがあるので言及は避けたいと思いますが、まずこの映画を鑑賞した後、監督である小熊英二さんによるアフタートークの時間が設けられました。これがまた、皆さんとても活発に質問されていて、挙手が絶えない時間となりました。 Continue reading 『首相官邸の前で “Tell the Prime Minister”』

3月11日に思う。

今日は3月11日。

東日本大震災の被害にあわれた方々のことを思います。

私は震災直後、かつて働いていたNGOに3か月間の助っ人として緊急援助チームに加わるため日本に帰りました。ベルリンから日本に向かう飛行機の中で「私のふるさとの国はどうなってしまうのか」と日本の新聞を涙を流しながら読んだこと、現地に向かい津波がすべてをさらった場所に初めて立った時の衝撃は今でも忘れられません。

緑の山を抜けるといきなり広がった光景(南三陸・筆者撮影)
緑の山を抜けるといきなり広がった光景(南三陸・筆者撮影)

福島第一原発事故が発生し、米国に本部のあるそのNGOは、活動は原発から80㎞以上離れていなければならない、という指示が出ました。当時原発や放射能についての知識がそれほどなかった私は、歯がゆい思いをしたものです。

あれから5年。2013年に友人と一緒にSayonara Nukes Berlinを結成してベルリンで反原発のデモを初めて行い、仲間が増えて様々な活動を通して勉強するにつれ、原発がいかに倫理に反しているか、原発に頼らない未来をめざさなければならないことを深く思うようになりました。 Continue reading 3月11日に思う。

日本在住の漫画家ダビ・ナタナエルさんに聞く「核エネルギーと民主主義」

福島の原発事故から5年、チェルノブイリの事故から30年の節目の今年、この2つの事故日である3月11日から4月26日までの7週間の間、ベルリンで「核エネルギーと民主主義」をテーマにProtestival2016を開催します。そこで様々な職業人の立場からいただいたテーマに沿ったインタビューを連載中。第五回目はドイツ出身で日本在住の漫画家ダビ・ナタナエルさんにお話を伺いました。 Continue reading 日本在住の漫画家ダビ・ナタナエルさんに聞く「核エネルギーと民主主義」

かざぐるまワークショップ2016

ワークショップで作ったかざぐるま
ワークショップで作ったかざぐるま

 

3月5日(土)、ベルリンのカフェで「かざぐるまデモ」(3月19日、土)に使うかざぐるま作りのワークショップを開催しました。約440個のかざぐるまができました。

Sayonara Nukes Berlinに関わっているみんなの友達やFacebookで知ったという方、Protestival(http://sayonara-nukes-berlin.org/?p=2748)の賛同団体のウェブサイトで情報を得たという方、2月中旬に行われたベルリナーレの会場で配布したフライヤーを見て来てくれた家族など約55人が参加しました。今回で3回目となるワークショップですが、今までで参加者が一番多かったように感じました。FacebookのSayonara Nukes Berlinのページに友達が「いいね」をしていてワークショップのことを知り、観光も兼ねてボンから来たという日本人の留学生など、今回のワークショップではじめて顔を見たという方も多かったように感じました。

今回も前年に引き継ぎ、日本人パティシエさんのケーキや軽食の販売があり、参加者は一息つきながら楽しんでいました。

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この日はなんとドリンクが無料でした!!手前のお菓子は原発をもじったお菓子。食べてなくそうということで、参加者が持って来てくれました。DSCN0835

かざぐるまを固定する針金をチョキチョキ。

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ハサミで紙を切る人、遊び部分を作る人、穴を開ける人、かざぐるまの形にして木にくくりつける人、分業して作ります。

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はじめて作る人に作り方を教え中。

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親子でかざぐるま作り。

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かざぐるま作りをちょっと休憩。子どもたちのための紙芝居も。

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ひとつ、趣向の変わったかざぐるまもできました。

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子どもコーナーでは絵本を読んだり、折紙をしたり。

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最後に車に乗せて。

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ケーキと軽食の売り上げから66,50ユーロのカンパもいただきました。ありがとうございます。

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在外選挙制度(http://sayonara-nukes-berlin.org/?p=2768)の相談コーナーにも相談者が訪れていました。担当の方お疲れさまでした。

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おしどりマコ&ケンさん座談会

Tsukasa Yajima
Tsukasa Yajima

おしどりマコ&ケンさんの座談会を2月28日(日)、ベルリンのカフェ で行いました。2011年3月の福島第一原発事故後、東電の記者会見に通い、被災地や識者に積極的に取材活動を続けている芸人ジャーナリストことおしどりマコ&ケンさん。本業の夫婦漫才師ならではのボケと突っ込みで度々会場は参加者の笑い声でわきました。

おふたりは東電の記者会見に通い続けているため、今では他の記者や東電の広報担当よりも詳しい記者とのこと。今の広報担当は自ら「情報オンチ」と言っているという話には東電の無責任さにあきれてしまうばかりです。

Tsukasa Yajima
Tsukasa Yajima

マコさんは取材をしてきて気になっていることを大きく分けて3つの点にしぼって話してくれました。

①放射性廃棄物の再生利用

②小児甲状腺がん

③「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟

①放射性廃棄物の再生利用についてはおしどりポータルサイトに詳しいので、そちらを見てください。

http://oshidori-makoken.com/?p=1863

環境省ホームページ

http://www.env.go.jp/press/101515.html

恥ずかしながら、このことについてわたしは今回はじめて知りました。マコさんもおっしゃっていましたが、一体何のために「除染」をしているのか、何をしたいのか理解に苦しみます。

②小児甲状腺がん

マコさんは2015年5月18日開催の第19回福島県「県民健康調査」検討委員会で出された「甲状腺検査に関する中間取りまとめ」に「こうした検査結果に関しては、我が国の地域がん登録で把握されている甲状腺がんの罹患統計などから推定される有病数に比べて数十倍のオーダーで多い。」という文章が入っており、この内容は中間取りまとめ案にはなかったため驚いたと話していました。マコさんは以前から中間取りまとめにかかわった医者たちにも取材しており、チェルノブイリ事故後、ボランティアで甲状腺がんの内視鏡手術を行ってきた清水一雄医師(甲状腺評価部会、部会長)は「原発事故による被ばくの影響は無い、と個人的には思ってはいるが、そのような先入観を持っての調査は科学的ではない。」と言いはじめてきたと紹介し、中間取りまとめが出てから委員の医師たちの雰囲気が変わってきた様子を話してくれました。

中間取りまとめについての詳細はおしどりポータルサイトを見てください。

http://oshidori-makoken.com/?p=1094

「甲状腺検査に関する中間取りまとめ」

http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/115335.pdf

③「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟

原告の人たちを取材してきたマコさんとケンさん。「生業を返せ、地域を返せ!」の意味は原発事故前の原発のある生活に戻せということではなく、原発ができる前の生業をなくす心配のない生活を取り戻すということであって、彼らは「原発をなくすための裁判」をしているのだと話してくれました。原告は現在約4000人。福島県の全市町村と近隣の被災した県などにいます。画期的な出来事は原告団の要望により、裁判長と裁判官が浜通りと中通りの現場検証に行くことが決定したこと。同じ被災者から「そんなにお金がほしいのか」との嫌がらせも受けていますが、本人尋問の中身を聞くと原発事故の影響によって自ら命を絶った人の家族や自分の言葉で被害を訴えられない知的障害を持った教え子たちに代わって発言する特別支援学校の先生といった人たちが原告になっており、彼らはお金のためではなく、他の誰かのために原告になっているのだとのマコさんの言葉が印象的でした。

「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟

http://www.nariwaisoshou.jp/

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Ysukasa Yajima

マコさんとケンさんが理事も務めている福島の子どもの保養施設「沖縄・球美(くみ)の里」についての紹介もありました。

球美の里のホームページ→http://www.kuminosato.com/

おふたりが球美の里で福島の子どもたちと交流していると、性のことと同列に被ばくのことが話題になる。それは彼らにとっては被ばくのことは大人には聞いてはいけないタブーとなっているということで憤りを感じるとおっしゃっていました。

世論調査では脱・反原発が半数を超えるのに、選挙になると原発を推進している自民党・公明党が勝ってしまうのはなぜなのか。ドイツに長年住んでいると歯がゆい思いがするとの参加者の質問に対して、選挙のときに100人アンケートをとったマコさんは大多数の人が選挙に行かない。選挙に行く人は「謝りながら自民党に入れるお年寄り」ということと「365日、創価学会員(=公明党)から手厚いケアを受けている人」と自らの分析結果を紹介してくれました。SEALDSの若者たちとも早い時期から関わりのあるマコさんが最後に締めくくった言葉は「自分の思ったことが自由に発言できる状況になってほしい。日本に住んでいても歯がゆいです」でした。

Tsukasa Yajima
Tsukasa Yajima

今回の座談会は約5年間原発事故関連の取材を続けているまさに専門記者からの報告で、非常にためになるお話でした。被災者に寄り添い、疑問は追及し続け、事実から裏付ける取材スタイルはトップが安倍首相とお食事をしている大手商業紙、テレビ局といった日本のマスコミの堕落ぶりも浮き彫りにされるようでした。おふたりにはこれからも芸人ジャーナリストとして発信し続けてほしいと思いました。

Tsukasa Yajima
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マック赤坂さんに聞く「核エネルギーと民主主義」

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12月23日渋谷駅ハチ公口にて

12月23日都内のカフェにて

福島の原発事故から5年、チェルノブイリの事故から30年の節目の今年、この2つの事故日である3月11日から4月26日までの7週間の間、ベルリンで「核エネルギーと民主主義」をテーマにProtestival2016を開催します。そこで様々な職業人の立場からいただいたテーマに沿ったインタビューを連載中。第四回目はスマイル党のマック赤坂さんにお話を伺いました。

「核エネルギーと民主主義は全然関係ない、結び付かないもの」

-原発に反対するようになったのはいつからですか

マック 私の場合は反原発で立候補しているわけではない、恒久平和なんです。スマイル党だから。その平和を阻害する一つの要因だよね、原発は。代替エネルギーもいっぱいあるわけだから、それを開発するのが第一義であって、原発を続けるというのは平和に反する。だから反対してきたわけです。

-実際に国会に入ったとして原発に対して何ができますか

マック 反核だからね、私は。原子力を発電に使うと、ある意味では平和利用なんだけど、原子力っていうのは武器になる。その原子力に私は反対するわけです。それが平和に使われようが武器に使われようが、人体にも影響することからも、原発はできるだけすみやかになくして、代替エネルギーを開発する。

―日本を何とかしたいと考えた時、ストレートに政治に関わって行く事、立候補に向かったマックさん

マック 私はスマイルセラピーだからね、基本は。スマイルを広めたいということです。日本の人は未だに全然スマイルができない。それとやっぱりマインドがネガティブだよね。鬱病だらけじゃない、日本人。アメリカでさえ鬱病患者がどんどん増えてるわけですよ。だから私が出る意味あるんじゃないかということですよ。で後はやっぱり平和だよね。いま、自公政権はとんでもないことやろうとしてる。徴兵制にもつながる。それこそ核兵器の核武装につながって行きますよ、そのうち。

-選挙の他には個人としてこれから何をしていきたいですか?

マック 私は3つ持ってる。ひとつは貿易業でレアメタル、それからスマイルセラピー、もうひとつはスマイル党ですね。この3つ!

-マックさんの会社の方はみなさん笑っていますか?

マック いや、必ずしも笑ってないよね(笑)

―世の中の人が笑っていないということですが、何かメッセージがありますか

マック 下を向いて歩く人が多いよね日本人。もちろんスマイルもできない。下を向くと同時にまわりを見るよね。なんで自分の思想と哲学で行動しないのかなと。着るものもそうじゃない。まわりを見て自分の服を決めるよね。私なんか自分が着たいから着るんだ。そこが日本人の永遠にダメな点だろうな。自分を持ってない。世間で自分の思想を決める、世間体を気にする、まわりを気にする、いわゆる自立してない。大人としてまだ成熟してない。それは常に感じる。で、それを変えようとしてる。それが政治家の仕事かっていうとそれはまた別だろうけど。

マックさんはそう言ったけれど、政治の悪さが経済や社会を悪くして、結果として人々から笑顔を奪ってるという現実もある。例えばベルリンはドイツの中でも貧しい街だ。連れ子を抱えて学生結婚をした我が家をはじめ、今までにも経済的に豊かとは言えない人々をたくさん見てきた。でもほとんどの場合、人々から暗さは感じられない。福祉は充実しているし、みんな自分を持っている。お金がなくても笑っていられる社会がそこにある。ベルリン前市長は言った。「ベルリンは貧乏だけどセクシーだ」ベルリンに来てから、日本ではみんながどれだけたくさん働いて、様々な重圧に耐えているのかを感じるようになった。人々が笑えるようになる社会ってのはやっぱり政治でだって変えられると思う。マックさんには今後とも恒久平和とみんながスマイルできる社会づくりをぜひとも目指してほしい。

渋谷の駅前で踊るマックさんの元へ、笑顔の若者たちが何度となく一緒に写真を撮らせてくださいと歩み寄った。 「10度 20度 30度!スマイル!」

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マック赤坂:(マックあかさか、1948年9月18日 ‐) 日本の政治活動家、実業家、セラピスト。財団法人スマイルセラピー協会会長、スマイル党総裁。2007年の第21回参議院議員通常選挙への出馬を皮切りに、じわじわと得票数を伸ばしている。東京、大阪、新潟都知事選、また大阪市長選にも出馬経験あり。著書に「笑えばハッピー スマイルセラピー 口角10度アップであなたの人生こんなに変わる」、「何度踏みつけられても 「最後に笑う人」になる 88の絶対法則」がある。
スマイル党 公式HP http://smileparty.info/

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Protestival 2016