Category Archives: 賛同メッセージ

民主主義を壊した安倍元首相の国葬を許さない

民主主義を壊した安倍元首相の国葬を許さない

よそものネット有志による声明

日本政府は、カルト教団の被害者に暗殺された安倍元首相の「国葬」を法的根拠のないまま勝手に閣議決定した。彼が行った政治を賛美し、国民に弔意を強制する儀式を国会で議論もせずに押しつけたのである。これに対して国民の大多数が反対しているが、改める様子はない。

これは言語道断である。安倍元首相が進めた政治とは、日本国憲法の平和理念を「拡大解釈」して覆し軍事拡大を促進、大日本帝国と軍による植民地支配・侵略戦争の加害と犯罪を矮小化・否定する歴史修正主義を正当化し、ヘイトスピーチを助長させ、さらに教育とメディアの統制を強化した、まさに「民主主義壊し」であった。また、福島原発事故の実態を隠蔽・矮小化してオリンピックを誘致し開催、原子力政策を推進し被害者を切り捨て、ネオリベラル政策で格差の拡大を深めて弱者を苦しめる一方、元統一教会や日本会議など右翼(極右)団体と癒着して政権存続に利用し、国政を私有化して利権者・集団を優遇した。

このように民主主義と立憲主義に反する政治を進め、公文書の改ざんさえ行った安倍元首相の不正行為の数々は、死後も検証され、追及されるべきである。私たち、民主主義と立憲主義の擁護・強化をめざす海外に住む日本人を主としたグループ・個人
は、以下に述べられた竹内康人氏のテキストに賛同し、多額の国税が投じられる安倍晋三の国葬に、断固反対の意を表明する。

反天ジャーナル アベノツミ10条、勲章の内実
竹内康人(歴史研究家)
https://www.jca.apc.org/hanten-journal/?p=1697(転載許可済)

発起人
梶川ゆう(ベルリン、ドイツ)
杉田くるみ(グルノーブル、フランス)
飛幡祐規(パリ、フランス)
団体・個人名
Sayonara Nukes Berlin
よそものネット・フランス
スイス・アジサイの会
JAN(Japanese Against Nuclear) UK
ドイツ在住
熊崎実佳
藤井隼人・弘子
フランス在住
辻俊子
小森浩子
波嵯栄ジュフロワ総子
坂田英三
宮崎洋一
齋藤紀子(Motoko Saito)
Shukuko Voss-Tabe (田部淑子)
深作裕喜子
田中千春
桐島敬子
柴田真紀子
林瑞絵
白髭節子
富樫一紀

姜尚中氏からの応援メッセージ。

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2014年かざぐるまデモ

姜 尚中氏から脱原発に向けて応援メッセージを戴きました。ありがとうございます。

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人は自然の一部のであり、食物連鎖の中でしか生きられないことを、ミナマタが教えてくれた。自然に対する絶対異物である放射性物質は食物連鎖をズタズタに引き裂く悪そのものだ。それが爆発力をもった時、ヒロシマは灰燼と帰した。そして、フクシマでは放射能の恐怖が食物連鎖を引き裂こうとしている。ノーモア、ミナマタ、ノーモア、ヒロシマ、ノーモア、フクシマ、虫けらにも、血が通っとるとぞ!                                                                                         聖学院大学 姜尚中

姜尚中 (カン・サンジュン) Kang Sang-jung (1950年8月12日-)
国際基督教大学助教授・準教授、東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授を経て、現在は聖学院大学学長。専攻は政治学、政治思想史。
主な著書に『オリエンタリズムの彼方へ――近代文化批判』、『マックス・ウェーバーと近代』、『ナショナリズムの克服』、『姜尚中の政治学入門』、『日朝関係の克服』、『在日』、『ニッポン・サバイバル』、『愛国の作法』、『悩む力』、『母~オモニ』など。

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2015年3月7日はベルリンかざぐるまデモ

 

津島佑子氏からの応援メッセージ

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2014年度ベルリンかざぐるまデモ

津島 佑子氏から脱原発に向けて応援メッセージを戴きました。ありがとうございます。

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原発の時代はもう終わらせなければならない、と心から思います。

とりわけ、福島第一原発の爆発事故を起こした日本の私たちからその流れを大きくしていかなければなりません。
たかが電気を作るのにどうして原子力などというものを使わなければならないのか、核兵器への執着がそこには隠されていることは明白です。そして、必ず出てしまう「核のゴミ」の問題もあります。核物質の管理のため、必ず原発は非民主的に運営される運命にあります。グローバルな原子力産業は、非人間的な兵器産業とも結びついています。
たかが電気を作るのに、これほど人間性を無視した仕組みを許容しなければならないとは、あまりに愚かで、滑稽な話です。

 

津島 佑子(つしま ゆうこ、1947年3月30日 – ) 小説家。作品は世界七カ国語に翻訳されており国際的にも評価が高い。小説家、太宰治の次女。

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2015年3月7日はベルリンかざるぐまデモ

柄谷行人氏による応援メッセージ

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2014年度ベルリンかざぐるまデモ

柄谷行人氏より、応援メッセージを戴きました。ありがとうございます。

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私が原発に反対する理由は二つある。

第一に、国家が原発を持つのは核兵器を持つためである。

それ以外の口実は虚偽である。

第二に、原発は末端の奴隷労働を不可欠とする。

それが将来技術的な発展によって無くなるというのは虚偽である。

原発に反対するために、この二つ以上の理由が必要だろうか。

 

柄谷行人(からたに こうじん、1941年8月6日 – )
日本の哲学者、思想家、文学者、文芸評論家。兵庫県尼崎市出身。

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2015年3月7日はベルリンかざるぐまデモ

http://kazagurumademo.de/

〝連帯をもとめて″鎌田慧氏からのメッセージ。

「さようなら原発1000万人アクション」の呼びかけ人であり、ジャーナリストでノンフィクション作家の鎌田慧氏より、今年の3月8日に予定されているベルリンでの反原発デモに向け、メッセージをいただきました。私たちは遠く故郷を離れても、家族や友人をはじめとする故郷に住む人々と同じ気持ちでつながることができる。安全で平和な社会を目指して、世界中で脱原発。R

鎌田さん、ありがとうございました。

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連帯をもとめて

鎌田慧 

わたしたち、日本での脱原発を目指して運動している市民は、ドイツ政府の脱原発の決定と自然エネルギーへの転換政策を21世紀初頭に現れた勇気ある決定と考え、支持しております。そして、ドイツの人たちの決定が世界から孤立しないように、日本での脱原発運動の拡大と政府に脱原発政策を決定させるための運動を強めています。

わたしたちは、福島原発三炉連続メルトダウン事故から三周年を迎え、3月8日、福島県で三カ所で集会を開催いたします。さらに翌9日から東京、青森、静岡、山口、鹿児島など各地で、「さようなら原発、再稼働反対」の集会とデモを開催いたします。

安倍内閣は、いまだ福島の事故が収束しておらず、放射能水が海に流れそそぎ、14万人もの人々が故郷に帰れず、生活が疲弊しているんもかかわらず、また全面停止状態の50基の原発を再稼働させようとしています。

地震大国での、この殺人的な政策に対して、わたしたちは、絶対反対の声を挙げ、再稼働を止める闘争を準備しています。

遠く離れたドイツで闘っている市民のみなさん。わたしたちは、原発に反対する世界のひとたちと手をむすんで、原発と核兵器の恐怖から解放された、平和な世界をつくるまで、ともに連帯して闘いましょう!

(さようなら原発1000万署名運動市民の会呼びかけ人)

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鎌田慧
1938年青森県生まれ。早稲田大学文学部卒。日本のルポライター、ジャーナリスト、ノンフィクション作家。

鎌田慧ブログ~その仲間たちが作る http://nomorewar77.blog.fc2.com/

主な著作:
『自動車絶望工場』(講談社)
『反骨――鈴木東民の生涯』(講談社、新田次郎文学賞)
『六ヶ所村の記録』(岩波書店、毎日出版文化賞)
『さようなら原発の決意』(創森社)
『鎌田慧の記録』全六巻(岩波書店)
『日本列島を往く』全六巻(岩波書店)その他多数