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フクシマ10周年 ベルリンかざぐるまデモ – 原子力は気候変動を救わない –

フクシマ原発事故10周年・かざぐるまデモ

  2021年3月6日(土)12時から
  ベルリン・ブランデンブルク門前(パリ広場)

10年経っても戻らぬ日常/原子力は要らない

2021年3月11日にフクシマ原発事故は10周年を迎えます。日本政府や国際原子力機関がどれだけこの大事故の影響を過小評価しようとしても、事実が物語っています:被害を受けた地域にかつての日常は戻りません。故郷に帰れない人たちが今も数多くおり、事故を起こした原発は放射性物質を環境に放出し続けています。保管する場所がなくなるという理由で、日本政府は汚染水を海に放出することすら考えています。

収束したなどと言えるどころかその反対で、いまだに危険に満ちているのがフクシマの現状です。それなのに原子力ロビーは危険で醜悪な原発ビジネスを活性化させようとし、原子力エネルギーなしでは気候中立は達成できないなどと言いふらしています。発電を原子力に頼っている国はまだ多く、原発の新設や古い原発の運転期間延長を発表している国もあります。

私たちはこうした狂気の沙汰に毅然として対抗していかざるを得ません。原子力は気候変動を解決するオプションになれないだけでなく、人類と環境にとって恐るべき脅威です。フクシマ原発事故から10年、私たちは一貫してエネルギー革命を求めていく必要があります。本当に大切なのは、100%再生可能エネルギーによる発電を可能にし、核と化石燃料から解放された経済へと向かうことです。これ以上核のゴミをつくらせてはなりません!

原子力は気候変動の解決にはなりません!

気候中立からは程遠い原子力は「核の鎖」(ウラン採掘から発電、再処理、使用済核燃料の(最終)処分場に至るまで)のプロセス全体で夥しい二酸化炭素を排出します。

汚染の恐怖原子力産業が半永久的に出し続ける危険な放射性廃棄物は人類にとっても環境にとっても大きな脅威です。

危険過ぎる原子力エネルギーはフクシマのような重大事故や、それに伴う人類と環境への長期的な影響というリスクが常につきまといながらも、それが黙認されて続けられています。また原子力技術イコール核技術で、核兵器の開発を推進します。

無謀なコスト原子力エネルギーは最もコストの高い発電方法で、国からの補助金や助成金がなければ経済的に成り立ちません。

だからこそ、これまでにも増して私たちは次のことを求めます:

  • 世界中の原発・原子力関係工場の即刻停止。ことにドイツはグローナウのウラン濃縮工場やリンゲンの核燃料製造工場の操業を停止すること
  • EURATOMおよびその他の原子力技術を促進する団体を解散すること
  • 原子力技術を促進するための補助金等を、再生可能エネルギーおよび放射性廃棄物処分・保管のための、独立した市民団体が管理する研究へ回すこと
  • ドイツと日本は「核兵器禁止条約」に署名すること
演説者:

1) Yu Kajikawa/梶川 ゆう(Sayonara Nukes Berlin)
2) Michael Müller (NaturFreunde)
3) Alex Rosen (IPPNW)

デモ行進

4) Yoko Tawada/多和田 葉子 (作家)
5) AntiAtom Plenum
6) Uwe Hiksche (NaturFreunde)

パフォーマンス:Michiyasu Furutani/古谷 充康 (舞踏ダンサー)

かざぐるまデモフライヤー_2021

かざぐるまデモポスターPDF_2021

ウェブサイトhttp://kazagurumademo.de

主催:
Anti Atom Berlin
NaturFreunde Berlin
Greenpeace Energy      
Sayonara Nukes Berlin

共催:
AK Rote Beete
Anti-Atom-Plenum Berlin
BUND für Umwelt und Naturschutz Deutschland
BürgerBegehren Klimaschutz
BürgerInitiative Lüchow-Dannenberg
Coop AntiWar Cafe
Die Linke Landesverband Berlin
Friedensglockengesellschaft Berlin e.V.
IPPNW Germany
Japanese Against Nuclear
Kuhle Wampe
Robin Wood Berlin

                               
           

“#汚染水の海洋放出に反対します” 写真投稿アクションへの呼びかけ

東電と日本政府は前から、福島第一原発で増え続ける汚染水を保管するタンクの設置場所が限界に達するという理由のもと、代替案を十分検討することもなく汚染水を海洋放出する話を進め、その最終決定を今月(2020年11月)末までに出すとしています。ここで問題となっている「汚染水」はしかし、メルトダウンしたデブリに触れた液体放射性廃棄物です。ALPSフィルター処理後も多くの各種放射性核種を含んでおり、通常運転中に原発から放出されるトリチウム水とは異なります。詳しくはこちらをお読みください:https://www.greenpeace.org/japan/nature/press-release/2020/10/23/45772/

私たちは断固としてこのような危険な液体放射性廃棄物の海洋放出に反対します。

海は世界共通の大切な生物圏で、一度汚染してしまえば取り返しがつきません。この声をSNSを通じて日本政府と世界に訴えていくため、Sayonara Nukes Berlinでは写真投稿アクションを始めることにしました。ぜひ、一緒にご参加ください!

汚染水海洋放出反対呼びかけ文PDF

 

写真投稿ステップ
【ステップ1】プラカードを用意する

添付の「#汚染水の海洋放出に反対します/Don’t dump radioactive water into the ocean!」の4種類のプラカードからお好みのものを選び印刷します。③と④はあなたのメッセージやイラストを入れるスペースがあります。

プラカードはこちらからダウンロードできます。
①#汚染水の海洋放出に反対します
②#汚染水の海洋放出に反対します
③#汚染水の海洋放出に反対します
④#汚染水の海洋放出に反対します
【ステップ2】写真を撮る

 プラカードを手に掲げ、ご自宅やお好きな場所で写真を撮ります。
【ステップ3】SNSで投稿する

 ハッシュタグをつけて「#汚染水の海洋放出に反対します」「#NoNukeDump」「#お住まいの国や地域名」を添えてSNSで投稿します。

 ※注意※ #の後はスペースを入れないで入力してください。

みなさんからの投稿の輪が拡がることで、大きなうねりにしていけたらと願っています。SNSのアカウントをお持ちにならない方や、投稿手順のわからない方は、私たちのメールアドレスまで、写真とお住まいの地域を添えてご連絡ください。

たくさんの人と共有できるよう、この呼びかけ文を各言語に翻訳してくださるのは大歓迎です。ただし、アクションとして統一する意味で、添付ファイルの日本語と英語のテキストは変更せずにそのままお使いください。

写真ファイルの送り先:sayonara-nukes-berlin(at)posteo.net
※ (at) を@マークに置き換えてご送信ください。

SNBが発信するSNSアドレス:

Facebook:https://www.facebook.com/sayonara.nukes.berlin
Twitter:https://twitter.com/NoNukesBerlin
Instagram:https://www.instagram.com/sayonaranukesberlin
SNSのアカウントお持ちにならない方も、こちらのリンク先ですべてのお写真をご覧になることができます。

Facebook上の写真アルバム:
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.3560774300624816&type=3
Instagram:
https://www.instagram.com/sayonaranukesberlin/
Twitter:
https://twitter.com/NoNukesBerlin/status/1326512277374328832?s=20

グリーンピースジャパンによる署名:

東京電力福島第一原発事故から8年たっても増え続ける放射能汚染水。海はごみ捨て場ではありません。選択肢に上げられている  
#汚染水の海洋放出に反対します

https://act.gp/3b1tjdS

 

EURATOM欧州原子力共同体の条約を改正する約束を実現するように求める公開状

私たちSayonara Nukes Berlinは、EURATOM欧州原子力共同体の条約を改正する約束を実現するように求める公開状に賛同署名しました。

公開状ドイツ語原文:
Offener Brief Euratom PDF

(以下はSNBの有志による和訳です)

2020年7月1日からドイツはEU議長国となる。この公開状に署名した機関・グループはドイツ連邦共和国政府が議長となる機会を利用してEURATOM条約の改正を進める具体的な計画を取りまとめることをドイツ政府に求めるものである。

すでに2018年の連立政権合意書でCDU/CSUとSPDはEURATOM条約を「原子力エネルギー利用を将来の挑戦内容に合わせて調整するべきだ」と合意している。さらにこの連立政権合意書の中で将来「新しい原発建設に対しEUからは補助金は与えられるべきではない」としている。私たちはこの連立政権合意書におけるこの合意内容が不十分であることをここに表明するとともに、ドイツ政府に対しEU内で一刻も早く脱原発を実現すべく尽力することをここに求める。ドイツ政府からは少なくとも連立政権合意書の中で約束されているEURATOM条約の改正をEU理事会の議長国である間の最重要課題として推進することを期待する。

EURATOM条約はEU加盟国のエネルギー生産構造のエコロジカルな改革を妨げており、パリ協定の目標に真っ向から対立している。欧州原子力共同体の条約の前書きですでに、「強力な原子力産業を開発していく前提を作るものである」とはっきり目標を掲げており、原子力エネルギーを「経済の発展と活性化および平和の進展の基として欠かせないものである」と明言している。最近ではオーストリアがイギリスのヒンクリーポイント原子炉建設の大掛かりな補助金に対し訴訟を起こしたが、それに対し欧州司法裁判所では「国家による補助に対する規定もEURATOM条約のどちらも、技術的革新を求めるものではない」、従って新しい原発建設に対し国家が補助金を出すということは基本的に欧州条約と両立し得る」とされた。

欧州司法裁判所のヒンクリーポイント新原発計画に関する判決で、EURATOM条約の一義的な方針が確認されたことになる。欧州司法裁判所のプレスリリースでは「核エネルギーの推進の目的、ことに核エネルギー生産の新しいキャパシティを作り出すことに対するインセンティブ作成の目的は、核エネルギー分野の投資を容易にするというEURATOMの目標をカバーする…」と言及している。この判決があったからには、ドイツ連邦政府は行動起こし、EURATOM条約の改正をEU委員会で提案し、審議を他のEU加盟国にも求めていかなければならない。

「ドイツはヨーロッパにおける原子炉安全性においても、国内で脱原発したあとも持続して影響力を及ぼし続けるべきだ」と謳っている連立政権合意書の要求事項は、具体的な脱原発要求と結びつかなければならない。だから「包括的な安全性チェック」と「EUにおける勇気ある拘束力ある安全性目標」を求める要求も重要であるが、EU加盟国の全原発および核施設の即刻の停止を求める明確な要求へとつなげられていくべきである。

2020年後半にドイツがEU議長国を務める間に求める内容

・EU内での原子力推進を終了するため、EURATOM条約の撤回または契約変更に関する具体的な提案をする

・6か月内に上記の撤回または改正を実現するための契約委員会を招集すること

・Euratomの安全指針2014/87をさらに強化し、新しい原発(2020年かそれ以降に操業開始されるもの)が将来、現在の原発の安全基準を満たさなければならない(EPR欧州加圧水型炉など)ようにすること -これまでの30年前の原発建設が始められた当時のものの代わりに -

さらにドイツ政府に対し以下のことを要求する:

・EU内の全原発の即刻停止をアクティブに求めていくこと

・EU条約に、EU加盟国内での新原発建設を禁止する新条項記載を求めていくこと

署名団体・者 >

Deutschland:
.ausgestrahlt
Aachener Aktionsbündnis gegen Atomenergie
Aktionsbündnis Münsterland gegen Atomanlagen
Anti Atom Berlin
AntiAtomBonn
Anti-Atom-Bündnis Berlin Potsdam
Anti-Atom-Initiative Karlsruhe
Anti Atom Koordination Berlin
Antiatomplenumkoeln
Arbeitsgemeinschaft Schacht KONRAD e.V.
Arbeitskreis gegen Atomanlagen Frankfurt am Main
Arbeitskreis Umwelt (AKU) Gronau
Bayern Allianz für Atomausstieg und Klimaschutz
BISS e.V.
Brokdorf akut
BüfA Regensburg
Bund für Umwelt und Naturschutz Deutschland (BUND)
Bundesverband Bürgerinitiativen Umweltschutz (BBU)
Bündnis AgiEL
Bürgerinitiative Umweltschutz Lüchow-Dannenberg
Elternverein Restrisiko Emsland e.V.
EWS Elektrizitätswerke Schönau eG
Greenpeace Energy eG
IPPNW Deutschland
Mütter gegen Atomkraft e.V.
NaturFreunde Deutschlands
Natur- und Umweltschutzverein Gronau (NUG)
Sayonara Nukes Berlin
Sofortiger Atomausstieg Münster
Stop Tihange Deutschland e.V.
Umweltinstitut München e.V.
urgewald
Wolfenbütteler Atom(undKohle)AusstiegsGruppe

 

Bulgarien:
Naturfreunde Bulgarien

Dänemark:
NOAH Friends of the Earth Denmark

Finnland:
Women Against Nuclear Power

Frankreich:
Réaction en chaîne humaine

Österreich:
atomstopp_atomkraftfrei leben!
GLOBAL 2000 – Friends of the Earth Austria
Mütter gegen Atomgefahr
Salzburger Plattform gegen Atomgefahren (PLAGE)
Wiener Plattform Atomkraftfrei

Polen:
Wspólna Ziemia‘ / Association ‚Common Earth‘

Schweiz:
SES Energiestiftung

Spanien:
Ecologistas en Acción
Grup de Científics I Tècnics per un Futur No Nuclear
Movimiento Iberico Antinuclear
Stop Uranio

länderübergreifend:
Don´t nuke the climate campaign
Friends of the Earth Europe
Nuclear Consulting Group

 

フクシマでの聖火リレー開始に向けて、IPPNWドイツ支部、ausgestrahlt、SNBの共同プレスリリース

2020年3月24日午前11時ににIPPNWドイツ支部とausgestrahltとSNBは以下のプレスリリースを共同で公表した。つまり、2020年夏に開催予定の東京オリンピックが1年延期されることが公表される前のことである。当初の計画では、このプレスリリースで批判されている聖火リレーが3月26日の木曜に、事故を起こした福島第一原子力発電所から遠くないJビレッジでスタートされる予定になっていた。

オリンピックの延期に伴い、私たちは引き続き1年間このテーマと取り組んでいかなければならない。2020年東京オリンピックは(まだアンダーコントロールでない)フクシマのためではなく、コロナウィルスのために延期になったからだ。

 

Pressemitteilung von IPPNW, ausgestrahlt und Sayonara Nukes Berlin
Olympia-Show in der Fukushima-Sperrzone
Kritik am Start des Olympischen Fackeltransports am 26. März

https://www.ippnw.de/presse/artikel/de/olympia-show-in-der-fukushima-sperrz.html

NEWS:3月7日はフクシマ原発事故9周年 かざぐるまデモ

2020年3月7日(土) 12時
ベルリン・ブランデンブルク門(パリ広場)

フクシマは収束などしていません!

2020年3月11日にフクシマ原発事故は9周年を迎えます。

2020年の夏には東京オリンピックが開始されます。「アンダーコントロール」とは程遠い状況なのにもかかわらず、競技のいくつかが福島県で行われることになっています。事故を起こした原子炉からはいまだに放射能物質が大気に放出されており、汚染水が毎日流れ出ていて、何十万人という人々が故郷や生活の基盤を奪われたまま、未だにその打撃と心痛を抱えて生きていくことを余儀なくされています。原発事故はすでに収束したと世界に誇示するための格好の機会として、日本政府はオリンピックを利用しようとしているのです。原発最悪事故、その被害や影響を過小評価し、あたかも日常が戻ってきたかのように思わせようとしています。被害者を助け支援する代わりに、事故前まで適用されていた年間積算線量の基準許容値を単に20倍に引き上げることで、日本政府は避難した人々を線量の高い地区へ帰還させようとさえしています。私たちはこの政策に断固として反対します!

原子力は気候変動の解決にはなりません!

汚染の恐怖:原子炉は放射線を半永久的に出し続ける危険な放射性廃棄物を生み出します。
危険すぎる:フクシマやチェルノブイリなどの重大事故は防げず、原子力技術イコール核技術で、新型原子爆弾の開発を推進するだけです。
無謀なコスト:原子力は二酸化炭素排出を減らすというなら、その中でも一番高価な方法です。
不当な定説:核の燃料サプライチェーンは二酸化炭素の排出量が少ないという定説は、正しくありません。
制御不可能:原発は再生可能エネルギーほど手軽に、インテリジェントな制御ができません。
解決にならない:気候変動は、いつか(廃棄物を含み危険のない)新世代の原発が完成するのを待ってはくれません。*注)これは新世代原発に賛成するものではありません。

私たちは次のことを求めます:

・汚染地域があたかも復興したように世界に誇示するためのオリンピック利用をやめること
・日本政府は、避難した人々を線量がまだ高い地域に戻そうとする帰還政策を即刻やめ、賠償金および支援金の支払いを続けること
・世界中の原子力施設、ことにドイツのグローナウのウラン濃縮工場やリンゲンの核燃料製造工場を即刻停止すること
・EURATOMおよびその他の原子力技術を促進する団体を解散すること
・原子力技術を促進するための補助金等を、再生可能エネルギーおよび放射性廃棄物処分・保管のための、独立した市民団体が管理する研究へ回すこと
・「核兵器禁止条約」の署名

主催:
Anti Atom Berlin (www.antiatomberlin.de)
Greenpeace Energy (www.greenpeace-energy.de)
NaturFreunde Berlin (www.naturfreunde-berlin.de)
Sayonara Nukes Berlin (www.sayonara-nukes-berlin.org)

共催:
AK Rote Beete (www.ak-rotebeete.de/)
Anti-Atom-Plenum Berlin (aap-berlin.squat.net)
BÜNDNIS 90/DIE GRÜNEN (www.gruene.de)
Coop AntiWar Cafe (www.coopcafeberlin.de)
Die Linke Landesverband Berlin (www.dielinke.berlin/nc/start)
Friedensglockengesellschaft Berlin e.V. (www.weltfriedensglocke-berlin.de)
ICAN Deutschland (www.icanw.de)
Interkulturelles Haus in Schöneberg (www.ikhberlin.de)
IPPNW Germany (www.ippnw.de)
Kuhle Wampe (www.kuhle-wampe.de/kuhle-wampe-berlin)

NEWS:かざぐるまワークショップ2020

日時:2020年2月22日 13時から17時
場所:Interkulturelles Haus Schöneberg, Geßlerstr. 11, 10829 Berlin

コーヒーを飲みながら午後の工作はいかがですか?今年も3月7日に行われる「かざぐるまデモ*」で配るかざぐるまをみんなで作ります。お子様の参加も歓迎します。ぜひご家族やご友人をお誘いあわせの上、足をお運びください。

2018年のワークショップの様子

針金を切ったり曲げたりするペンチ、はさみや千枚通しをお持ちの方はご持参ください。そのほかの必要な材料はすべて会場に用意してあります。

 

 

*かざぐるまデモって?

かざぐるまデモ 
 - フクシマ9周年 -

2020年3月7日土曜日 
12時より
ブランデンブルグ門パリ広場

www.kazagurumademo.de

主催:Sayonara Nukes Berlin

NEWS:フクシマ原発事故8周年 かざぐるまデモのお知らせ

Kazaguruma Demo zum Fukushima Jahrestag am 09.03.2019
Fukushima mahnt: Atomausstieg weltweit!
フクシマ原発事故8周年 かざぐるまデモ

開催日時:2019年3月9日 12時より
集合場所:Brandenburger Tor, Pariser Platz, 10117 Berlin

2011年3月11日に起きた東日本大震災の一環で、深刻な原発事故が起きました。このフクシマ原発事故こそ、技術大国であっても原子力は制御できないことを証明しています。原発が世界にある限り、このような原発事故はいつでもどこでもまた起こり得るものです。

2018年現在で、世界中に運転可能な原子炉は446基あります。各原子炉は1年に20から30トンの放射性廃棄物を出します。でも操業可能な最終処分場はまだどこにもありません。

ドイツでは脱原発は決定されたものの実現は徹底されていません。今でも7基の原子炉が稼働しており、毎日放射性廃棄物は増えています。原発のいくつかの稼働時間を延長せよと訴えている影響力の強いロビーもあります。同時に、リンゲンにある燃料棒製造工場、グローナウにあるウラン濃縮工場、研究用原子炉は脱原発から除外されています。

2022年までにドイツには1万5千トンの高レベル放射性廃棄物が山積みになる予定です。8000世代以来存在する人類が、たった3世代で夥しい量の放射性廃棄物を生み出してしまいました。しかも、このゴミはこれから3万3千世代も生物圏から隔離していかなければならないものです。

原子力ロビーはこの無責任な原子力技術を「二酸化炭素を排出しない地球にやさしいエネルギー」などと宣伝しています。しかし、ウラン採掘から電力や兵器のための原子力エネルギー利用、それから放射性廃棄物の貯蔵に至るまで、大量な二酸化炭素が作られます。再生可能エネルギーへなるべく早く転換し、エネルギーをなるべく節約することでしか、本当に地球温暖化を抑えていく方法がないことは明らかです。

原子力技術は私たちの地球をあらゆる形で「住めない場所」にしようとしています。核兵器やその他の放射能兵器、「通常の操業」における原子力施設から出される放射性廃棄物、いつどこでまた起こるかわからないチェルノブイリやフクシマのような原発事故、そしてどこでどう生物圏に忍び込んでくるかわからない放射性廃棄物のそれらがすべて地球を脅かしています。

私たちは次のことを求めます:
• 世界中の原子力施設を即刻停止すること
•およびその他の原子力技術を促進する団体の解散
• 原子力技術を促進するための補助金等を、再生可能エネルギーおよび放射性廃棄物処分・保管のための独立した市民団体が管理する研究へ回すこと
• 世界全体の核兵器廃絶。ドイツと日本は国連の「核兵器禁止条約」に署名してください

Website:
http://kazagurumademo.de

Facebookイベントページ:
https://www.facebook.com/events/2327156154275022/

主催:
Sayonara Nukes Berlin sayonara-nukes-berlin.org
Anti Atom Berlin www.antiatomberlin.de
NaturFreunde Berlin www.naturfreunde-berlin.de
Greenpeace Energy www.greenpeace-energy.de

共催:
BUND
IPPNW
Rote Beete
ICAN
Coop AntiWar Cafe
Kuhle Wampe
BürgerInitiative Lüchow-Dannenberg
Friedensglockengesellschaft Berlin e.V.
Ausländer mit uns
Die Linke Landesverband Berlin

2月23日かざぐるまワークショップ 2019のお知らせ

2月23日は

かざぐるまワークショップ 2019

::: WINDRÄDER BASTELN mit Kaffee und leckeren Kuchen :::

工作をしながらの午後のコーヒーはいかがですか?3 月 9 日に行われる「かざぐるまデモ*」で配るかざぐるまをみんなで作ります。お子様の参加も歓迎します。ぜひご家族やご友人をお誘いあわせの上、足をお運びください。

針金を切ったり曲げたりするペンチ、はさみや千枚通しをお持ちの方は、できればご持参ください。そのほかの必要な材料はすべて会場に用意してあります。

*かざぐるまデモって?

Kazaguruma Demo
zum 8.Jahrestag von FUKUSHIMA
Sa.9.3.2019
ab 12:00Uhr
Treffpunkt:Brandenburger Tor (Pariser Platz) Berlin

www.kazagurumademo.de

主催:Sayonara Nukes Berlin

 

IPPNWドイツ支部キャンペーン”2020年東京「放射能」オリンピック”について

IPPNW核戦争防止国際医師会議ドイツ支部のキャンペーンを日本語翻訳で紹介します。

Tokyo 2020 Die radioaktiven Olympischen Spiele
2020年東京「放射能」オリンピック

2018年7月16日付
日本は世界各地からアスリートを招こうとしています。2020年に東京でオリンピックが開催されることになっているからです。私たちは平和でフェアなスポーツ競争を願うものですが、同時に大変懸念もしています。というのは福島県の県庁所在地でもオリンピック競技が開かれる計画だからです。野球とソフトボールの試合が福島市で開催されるということです。ここは原発事故のあった福島第一原発から50キロほどしか離れていません。2011年にはここで複数の原子炉事故が相次いで起き、放射能雲が日本と周辺の海を汚染しました。この災害と唯一比較できるのはチェルノブイリ原発事故だけです。

これによって生態系と社会は深く影響を受け、それらは日本ではまだ消滅していません。故郷を失ってしまったたくさんの家族、住民がこぞって避難して人のいなくなってしまった地域、汚染土を入れた何百万というフレコンバッグ、放射能で汚染された森林、川、湖。「通常な状態」などに日本は戻っていないのです。

事故を起こして破壊した原子炉もまだまだ危険が去ったわけではありません。今も変わらずここから放射能汚染が出続けています。海、空気、土の放射能汚染は日々増えているのです。大量の放射性物質は壊れた原子炉建屋に今もあるだけでなく、原発敷地にも屋外で放射性物質が放置されたままです。この状況では、もし次に大地震があった場合に人間と環境におびただしい危険を及ぼす可能性があります。放射線災害はまだ続いているのです。この警告はそして、当分解除されることがないでしょう。

2020年のオリンピックの日本での開催にあたり、IPPNWドイツ支部では国際キャンペーンを始めることにしました。私たちは、参加するアスリートと競技を見物する観客たちがフクシマ近郊で被ばくするのではないかと懸念しています。特に放射線感受性の高い妊婦や子供たちが心配です。

日本政府は、このオリンピック開催には最終的に120億ユーロかかると予測しています。しかし同時に日本政府は、避難指示解除後、故郷に帰還しようとしない避難者たちには支援金の支払いを止めると脅しています。

国際的に、放射線災害があった場合に住民は、自然放射線を除いて年間で1ミリシーベルトしか放射線を被ばくしてはいけないと規定されています。フクシマの帰還政策により帰還を促された地域では、住民はそれより20倍も高い20ミリシーベルトまでの被ばくは我慢するように求められているのです。すでに村や町が除染された場合でも、森や山は放射線汚染を「貯蔵」する役割を果たすため、風や天気次第ですぐにまた汚染させられる可能性は高いのです。

この国際キャンペーンを通じて私たちはまた、世界中にまだ一つとして放射線廃棄物の最終処分場すらないことも改めて訴えていく次第です。原子力産業が残す猛毒の負の遺産を安全に保管できる場所はないのです。

オリンピックに対しては世界のマスコミが注目します。これを利用して私たちは、日本の脱原発の市民運動を支援し、世界的なエネルギー政策変換を訴えていきたいと思います。化石燃料と核燃料に別れを告げ、再生エネルギーへ向かわなければならないと訴えます。

キャンペーンでは、世界中の政治家がいかに軍産複合体と一緒になって政策を推し進めているか、より明確に指摘していきたいと思います。

IPPNWは放射能に汚染された地域にあたかも「日常生活」が戻ったような印象を世界に与えようとする日本政府に対しはっきり「ノー」を突きつけます。

このキャンペーン趣旨に賛同する個人または団体は、次のメールアドレスを通じてキャンペーンチームに連絡をくださるようお願いします。
olympia2020[at]ippnw.de

(翻訳:Yu Kajikawa von Sayonara Nukes Berlin)

#IPPNWGermany #IPPNWドイツ支部 呼びかけドイツ語 原文:http://www.ippnw.de/atomenergie/artikel/de/tokyo-2020.html

ベルリンから反戦反核メッセージソング“亡者”リリース

ベルリン在住のコントラバス奏者の安藤明氏がSayonara Nukes Berlinに捧げる楽曲「亡者」をリリースしました。

Mouja (亡者) :
https://akiraandoandthejaps.bandcamp.com/releases

現在、この曲の歌詞は日本語から韓国語、中国語、ドイツ語、フランス語に翻訳され、これからさらに翻訳の輪を広める予定です。

※2018年9月広東語とタイ語が新たに加わりました。
※2018年10月英語とイタリア語が加わりました。
※2018年11月オランダ語が加わりました。
亡者(Mouja)日本語
망자(Mouja) Korean
亡者(Mouja)Chinese
亡者(Mouja)Cantonese
亡者(Mouja)Deutsch
亡者(Môja)French
亡者(Mouja)Thai
亡者(Mouja)English
亡者(Mouja)Italian
亡者(Môja)Dutch
「亡者」をめぐるエピソード

安藤さんが私に初めて「亡者」のことを話してくれたのは、今年2018年の正月だった。「思いついてある歌を作曲したので、ぜひSayonara Nukes Berlinに捧げたいと思っています」とのうれしい言葉。そこで彼はギターを持ってきて、初めて弾き語りしてくれた。この時はまだジャズ風アレンジがなされていない、生まれたばかりのフォークソングのようだった。長い、難しい言葉はまったく使われてなく、短い表現でありながら明確なメッセージが出ている歌詞にも私は感激し、せっかくこんな素敵な歌を作ってくれたのだから、ぜひ今度のデモ(2018年のフクシマ7周年のベルリンでのデモ)でも発表したいですね、とあまり深く考えもせずに安藤さんに感想を述べたのだった。

そうしたら、その言葉を真剣に受け止め、それならと本当に3月12日に予定されているデモに間に合うよう、アレンジし、仲間のバンドと練習を重ね、録音までしてくれて、この「亡者」は出来上がったのだ。最初は「君は亡者」しかなかったのが、「僕は亡者」という歌詞も生まれた。私はこれはとても素晴らしいと思う。というのは、私たちのように反原発運動をしている人間は、原子力村の人たちだけを非難し、悪者にしてしまいがちだが、実は私たちは自分を特別扱いし、取り除くことはできないものだ。私たちは多かれ少なかれ、皆自分の利益だけを求め、他者を蔑ろにし、人の迷惑顧みず自分さえよければと行動するものだ。そして、自分は何もしてない、と思っている「普通の市民」たちにも、自分が選ばないまでも出来上がった政府の政策を受け入れ、やり放題にさせてきたということで十分責任はある。だから今の状況もある。広島長崎もしかり、フクシマに至ってはなおさらである。

安藤さんがSayonara Nukes Berlinにこの曲を捧げてくれたことに心から感謝するとともに、かなり「耳について離れない」この歌を歌いながら、これからも一緒に核エネルギーと核兵器を世界からなくしていくため、力を合わせていきたいと思う。安藤さん、ありがとう!

梶川ゆう


安藤さんからは以下のメッセージをいただきました。

ヒロシマ、ナガサキ、そしてフクシマを経験し、核の恐ろしさを最もよく知っているはずの日本が原発を止めようとしない。世界各国が原発を捨てていこうとしている今、その流れに逆らうように日本は一度停止した原発を再稼動し続けている。

原発がどれほど危険なものであるかを知りながら、それを見て見ぬ振りをして個人の利益を追求する“金の亡者”たちが存在するからである。“金の亡者”が“力の亡者”(政治家)と手を取り合って原発を続けていこうとしている日本である。

しかしながら、それらの貪欲な亡者たちに彼らのやりたい放題をする自由を与えているのは日本の国民であるということを忘れてはならない。政治に無関心な若者が増えていると聞くが、今や無関心であってはならない時であると思う。第二、第三のフクシマが起こるのは時間の問題である。

人間の制御出来る範囲をはるかに超えた危険な道具を地球上からなくすために、貪欲な亡者たちにブレーキをかけることが私たちの使命であると信じる。

2018年5月   安藤明


安藤明:

1955年10月5日、札幌にて出生。1970年代中期に慶応義塾大学のモダンジャズソサエティーでコントラバスを始め、金沢英明、大場影弘等の先輩達にJazzの基本を教わる。その後、池田芳夫に師事した後、藤原幹典(ts)、清水末寿(as)、渋谷毅(p)等と東京、横浜周辺のジャズクラブで演奏。1970年代の後半に大橋美加(voc.)のバンドに参加し、二村嘉一(p)、松尾明(dms)と共演。

1984年に渡米し、バークリーカレッジオブミュージックに入学、約2年の間Bruce Gurtz (bass)に師事する。1986年にニューヨークへ移住、Regie Workman、Cecil Mcbeeに師事する。その後Billy Bangと知り合い、彼のバンドにべーシストとして参加、オタワジャズフェスティバル、ヨーロッパツアー等で演奏。1980年代の中期にCecil Taylorのビッグバンド(Futongus)にチェロプレイヤーとして参加、ニューヨーク、サンフランシスコで演奏。その他、ニューヨーク在住中にWilliam Parker (bass)、Elliott Levin(ts, fl.)等と共演しレコーディングにも参加。

1998年ベルリンへ移住、Günter Sommer (dms)、Thomas Borgmann(ts, ss)、Willi Kellers (dms)、Floors Floridis (cl.)等のフリーインプロバイザーとドイツ、イタリア、オーストリア、オランダ、スロベニアで演奏。2015年にBoom Box (jazz trio)の一員として中国ツアーに参加。2013年にThe Japs (Butoh dancer を含むジャズバンド)を結成、ドイツ、ポーランドで演奏。ベルリンに移住して以来、Licht und Schatten、 Der sechste Sinn、Zwischen Himmel und Erde等のパフォーマンスを組織し、Werkstatt der Kulturen等のステージで公演。

福島の原発事故以来、活動内容に政治色が含まれるようになり、2014年と2016年にFukushima the aftermath というイベントを組織、公演する。

2014年以来Neuruppin の音楽学校で子供達にコントラバス、エレクトリックベースを教える。2016年10月小瀬泉と共に博多、糸島、八幡、飯田などの都市をめぐる日本ツアーを行い、波多江崇行 (g)、森田修史 (ts), 等と共演。

安藤明さんと共に「亡者」を演奏するバンド

The JAPS : http://aandjaps.wix.com/sitetop