ボートやカヌー、いかだには「ENERGIEWENDE JETZT!(今すぐエネルギー転換)」「Ökostrom-Ausbau(エコ電気の拡充を」「Fukushima ist überall. AKWs jetzt abschalten(フクシマはどこでも起きる、原発は今すぐやめよう)」 「Sonne und Wind statt Kohle und Atom(太陽と風が石炭と原子力の代わりになる)」など、原子力や石炭による発電ではなく、再生可能エネルギーへの転換を求める横断幕やプラカードがかかげられ、観光客、通行人に水上から訴えていました。
メルケル首相とガブリエル・エネルギー相(SPD)に扮した人が「MIT UNS IN DEN UNTERGANG!(わたしたちと沈もう)」の文字を背景に握手をしたり、手を振ったりするパフォーマンスを見せるボートもありました。
ふたりが棒を持ってボートを叩き壊すパフォーマンスも。今回のデモのテーマは「Energiewende nicht kentern lassen(エネルギー転換を沈ませるな)」ということなので、ふたりに任せていると船(エネルギー転換)が沈んでしまうと皮肉るものだったのです。
参加者はそれぞれの主催団体が用意したものや自分で作ったプラカードや旗、横断幕を持ちながら歩いていました。天然ガスについて「Biogas:Wir können immer(天然ガス:わたしたちはいつでもできる)」「Biogas:Wir Sichern Die Enegieversorgun(天然ガス:わたしたちはエネルギー供給を保証する」などと書かれたものも。「KEINE WINDFLAUTE(無風はない)」の旗はまさしく風になびいていました。マイクを通し、「みんなで力を合わせればできないことはない」と歌を歌うように何度か繰り返す若い女性の声が印象的でした。(文責Yuki)
ついでと云ってはなんだが、メルケル首相の選挙のプラカードに悪戯する人続出。無論こうした行為は日本同様に罰せられるが、選挙のプラカードに悪戯されるのはこちらでは日常茶飯事。地区によっては落書きのないプラカートを探す方が難しいかもしれない。我が家の周辺でもCDUのプラカートには軒並み、悪戯が。こちらの微笑むメルケル首相のプラカートにある「Gemeinsam erfolgreich in Europa(ヨーロッパで一緒に成功)」を、「einsam erforgreich in Europa(ヨーロッパでひとりで成功)」なんて皮肉な言葉遊びも良く見かける。(文責R)
駅には分別ゴミ箱が設置されています。紙、プラスチック、ビン、その他です。コカ・コーラ社のみがリユースするリターナブルボトルを採用しています。リターナブルボトルを使用すると工場までビンを戻さなければいけないため、コカ・コーラ社は各地に工場を分散させています。
ベルリンの街を歩いていると自転車で移動する人が多いことに気づきます。自転車専用道が整備されているため主要な道路でも比較的安全に乗車することができます。観光地でもあるベルリンでは店頭で借りるレンタサイクルも多いですが、ドイツ鉄道が運営するレンタサイクルがあります。その名も「Call a Bike」。駅前に限らず、街のあちこちで乗り捨て可能です。インターネットで登録し、携帯電話で暗証番号を聞き取り、施錠・解錠ができる便利な仕組みです。ベルリンは公共交通機関も発達していますが、気軽に自転車を使えることで二酸化炭素の排出を押さえる努力も見られると感じました。
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