福島原発事故14周年・かざぐるまデモ:今こそノーモア! 2025年3月9 日、ベルリン・ブランデンブルク門12時から)

2024年には日本被団協がノーベル平和賞を受賞し、核兵器使用の恐ろしさと核廃絶を訴えてきた彼らの不断の努力が称えられました。日本被団協は原爆被害者の体験を通じ、核兵器が人類に何をもたらしたか、何世代にもわたってどんな被害をもたらし得るか、語り続けてきました。

2025年で世界初の原爆がヒロシマとナガサキに投下されてから80周年を迎えます。しかし冷戦時代以来核兵器戦争の危険が今ほど高まったことはありません。2021年に核兵器禁止条約が発効したものの、ドイツと日本は参加していません。

ここで鍵となるのが「被ばく者」という言葉です。被ばく者というのは、よく解釈されているように単に原爆の被害者を指すわけではありません。被ばく者は、無駄に放射線被ばくを余儀なくされた人のことをいいます。ですから被ばく者はヒロシマ・ナガサキ後だけではなく、チェルノブイリやフクシマ後も、世界中の数々の核実験後にもできましたし、現在も原発労働者やウラン鉱山労働者が日々、被ばく者となっています。ウクライナでは、原発が攻撃の対象となることも私たちは見てきています。原因が核兵器であれ、放射性物質を大量に含む副産物を生む原子力エネルギーであれ、放射線は、例え低線量であっても何世代にもわたって人間にとっても生態にとっても夥しい被害をもたらします。それなのに核保有国は世界各地で核武装を推進しています。9つの核保有国 ‐ 米国、ロシア、英国、フランス、中国、インド、パキスタン、北朝鮮とイスラエル ‐ が核保有数と核戦力の近代化を進めています。これが続くことを許すわけにはいきません。

今こそノーモア!  もう二度と繰り返すことを許してはなりません。世界のどこでもこれ以上の被ばく者を作り出してはなりません!ノーモア・ヒバクシャ!

ですから一緒に求めましょう:

  • ドイツと日本は「核兵器禁止条約」に加盟せよ! 核武装を許すな!
  • EURATOM欧州原子力共同体協定の解約
  • 無責任な原子力エネルギーから世界規模で即刻撤退せよ
  • リンゲンとグローナウの核施設の即刻停止
  • 原子力エネルギーを持続可能エネルギーと分類するEUタクソノミーからの削除
  • フクシマであろうと世界のどこであろうと、放射能汚染水海洋放出は停止せよ

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